落花生ができるまで
落花生は、地上にある枝に咲いた花の基部から子房柄が伸びだして地上に潜り、土の中で身が育ちます。落ちた花から実が生まれるので「落花生」と呼ばれています。
種まき
落花生の種まきは5月中旬から6月上旬に行われます。
落花生には連鎖障害があるため、何年も同じ畑で育てることは原則避けられています。発芽した落花生は太陽の光を浴びてどんどん成長します。
落花生には連鎖障害があるため、何年も同じ畑で育てることは原則避けられています。発芽した落花生は太陽の光を浴びてどんどん成長します。
開花
種まきから40〜50日ぐらい経過すると、花径1cmほどのかわいい黄色い花が咲きます。花は明け方に開いて夕方にはしぼんでしまいます。8月中旬ごろまで次々に咲き続けます。
地中にもぐる〜収穫
花が咲いて数日すると茎の基から子房柄が伸び始め、地中にもぐって莢(さや)をつけます。収穫時期は品種によって差がありますが、花が咲き始めてから、75〜95日前後の秋の初めです。
地干し
掘り取った落花生は、3〜5株をひとまとめにして根を上にして立てます。畑で一週間ほど乾かします。これを地干し(じぼし)と言います。
ぼっち積み
地干しが終わったら、株を円筒状に積み上げ、1〜2ヶ月間風に当てゆっくりと自然乾燥させます。この円筒状に積み上げたものを「ぼっち」と言います。千葉県ではよく見られる晩秋の風景です。
乾燥〜焙煎
「ぼっち」で乾燥した落花生は、枝からもぎ取ってさやごと洗い、さらに乾燥し、特殊な焙煎機で煎ります。この煎り具合は豆の状態に応じた調整が必要で、煎り上がりの風味の良し悪しに直結する職人の技が求められる大変重要な工程の一つです。